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2008年10月21日

コマーシャル

先日、たまたまつけていたテレビで、吉永小百合さんがインタビューを受けていました。
なんでも、女優生活50年になるのだそうで、
そして、最近出演した映画のお話をされていました。

このあいだ亡くなられた緒方拳さんのお話になったとき
  「生涯現役という姿は、とても素晴らしいと思った」
いつもひかり輝いていらっしゃいますね、という問いかけに
  「ただこつこつ、ひたむきに、一生懸命やっています」

なんとなく品格を感じさせる、そして、一つ一つ丁寧に応える、その姿勢に、
    あっ、そうだった、オレは吉永小百合さん、とっても好きだったんだ〜
                                     ・・・と思い出しました。

30歳になる前に、初めて自分の意志で加入した生命保険
そのコマーシャルに出ているのが吉永小百合さんだと知ったとき、
  「オレが入っている保険は、N生命ではなく、吉永小百合さんの保険なんだぞーっ!」
  「どうだ、マイッタカ!」
なんてことを心の中でつぶやいてた時もありましたっけ。

そういえばこの前、あるお客様が初めて証券会社に口座を作ろうとするときに
  ( 私 )  「どこの証券会社にしましょうか」
  お客様 「よくわからないな〜」
  ( 私 )  「好きとか嫌いとかの基準でもいいですよ」
  お客様 「だったら、イチローのN証券かな」
  ( 私 )  「じゃあ、そうしましょう」

ってなやりとりもありまして・・・、
N証券さん、イチローのコマーシャルのおかげで、そうとう得してますね〜。
       (私もイチローのファンです)

誰がコマーシャルに出るのか、で、とっても違うんですね。
吉永小百合さんとイチローが出ていると、その会社に対する私の判断は、
実は、「極めて主観的」 になってたりして・・・  (^ ^;)ゞ

2008年10月14日

資格と仕事

日本ファイナンシャルプランナーズ協会が主催する、年に一度のFPフェア。
それに参加するために東京に行ってきました。
今年も数十のセッションが用意されていて、私は五つに参加しました。

その一つ、「20代〜30代の相談分析とアドバイスポイント」
私の事務所も最近、若い方のご相談が増えてきたので、参考にするものがきっとあるはず、と思って受講したのですが・・・、

「CFP」 と 「消費生活アドバイザー」 という
二つの 「資格」 を持つ女性講師によるそのセッション、
結論からいうと・・・、   (>_<) でした。
日頃は「家計診断」 という角度から、雑誌やテレビ、ラジオに出演したり、
FPさん自身の研修で講師を務めたり、と、「ご活躍」 のその女性。

   「家計診断」 という角度からアドバイスをされる方にはいつも思うことなのですが、
   「家計にあわせて人生を下方修正する」 という処方箋に、
   どうしても違和感を覚えてしまいます。
   「在りたい自分や実現したい人生のイメージ」 にあわせて、
   「収入や貯蓄や生き方」 を上方修正する可能性を追求する、といった処方箋は、
   ついに最後まで伺うことができませんでした。

   そしてまた、事例として紹介されたケースについても、
   そこに出てくる数字以外のこと(その事例の人物像や人生観)については
   「よく覚えていない・・・」 だそうで、

要は、この講師は、
   お客様の人生に真正面から向き合ったことがないのだ、
   一度きりのご相談に対して、データでもってお客様の置かれている状況を解説し、
   この先の人生についていくつかの予測を示して差し上げる、
   それでおしまい、の仕事をしている人なんだ、
と思いました。
肝心の「20代〜30代の・・・」 ということに関しても、なんら目新しいことはなく、
実務現場に身を置いている人にとってはごくごく当たり前のことでしかありませんでした。

いやいや、思い出すとなんとなく腹が立ってくるのです・・・。
   数千の事例に対応してきた、ともおっしゃっておられましたが、
   対応してきたのは「数千の方の家計データ」 であって、
   お客様の人生のプランには、
   一つとしてじっくりと、継続して対応なさったことがない人だったのです。
   そもそも、ファイナンシャルプランナーとして数千の人に対応するなんて、
   神様でもない限り無理!ってもんです。

この女性のお仕事は、きっと、「講師」 であり「執筆者」 なんですよね。
CFP という資格を持っているんだから、私はファイナンシャルプランナーだ」 と思っていらっしゃるのでしょうが、資格と職業は、イコールではありません もんね。

さらに私は思いました。
   この女性は、「私はFPだ」 なんて中途半端な考えは捨てて、
   「講師」「執筆者」「コメンテーター」 として、しっかり腹をくくらなきゃ!

だって・・・、
   「ご活躍」 の割には、使う言葉が貧弱で、日本語の使い方も間違いだらけ、
   「講師」 を数多くこなされている割には、資料の使い方もとっても未熟で、

とにかくあまい! とてもじゃないけど、プロの業とは思えません!


ついつい、ひどいことを書き連ねてきましたが、
今年のFPフェア、私が参加した他のセッションは、ぼちぼち掘り出し物もありまして・・・、
そういう意味では決して悪いものではなく、遠くまで出かけた甲斐がありました。
来年も参加しまーす。 v(^^)v

2008年10月06日

あなたは「プロ」ですか

スポーツの世界ではよく 「プロ」 という言葉が使われますが、
職業に就いている私たちもまた、みな 「プロ」 であるはず・・・、ですよね。

   辞書で調べてみました。

      「プロ(=プロフェッショナル)」
      それを職業として行なうさま。専門的

      「アマ(=アマチュア)」
      職業ではなく、趣味や余技として行なう人。素人。愛好家。

      「職業」
      生計を維持するために日常している仕事。生業

  生計を維持するための 「職業」 であるのなら、そこには金銭的な対価も生まれます。
  金銭的な対価は、「売上」「年俸」「お給料」 などという名目のものかもしれませんが、
  どれも元をたどれば、「お客様」 へ提供する財やサービスの対価であり、
  また、お客様の満足の度合いの結果。

  ですから、「プロ」 が意識するのは、
  常に 「お客様の思い」「お客様の欲求」「お客様の満足」 ということになるのですよね。
  ということは、 主人公はお客様、 なんですよね。

(なんだなんだ、あったりめーじゃねーかそんなことっ、て言われそうですが、)

でも、結構思い当たりませんか、みなさんの周りで・・・。
お客様からめぐってきた 「お給料」 を得ていながら、
気持ちややっていることが 「アマチュア」 の人。
本音のところではお客様が主人公にはなっていなくて、趣味や余技と同じ次元で
「この仕事あまり好きでないから」 とか 「この仕事私に向いていないから」 とか、
自分が主人公になって、ブツブツあまいこと言っている人。
(おめー、あめーんだよっ、って言いたくなる人)

(あっ、だから、「あまい」人のことも 「アマチュア」 って言うのかあ〜。初めて気付きました)


    どんな会社も、アマチュアにお給料払っているうちは、強くはなれません!

ある研修会をのぞいたときに感じたことでした。

2008年10月01日

「運用」に必要なこと

サブプライム問題からリーマン・ブラザース、AIGと続いた
世界的な金融危機のあおりを受けて・・・、というわけではないのですが、
このブログ、先月の半ばから「お休み」状態でした。

「お休み」の原因は、金融危機とは別次元のところで、ただただ忙しかったのです。
                                  (低次元の言い訳ですね)
金融の世界は大変なことになっていますが、
ここはグッと我慢のしどころ、といったところでしょうか。


さて・・・、先日・・・、内輪の勉強会でのこと。

資産運用、それも、大なり小なりリスクをとるとして・・・
「資産運用」 には二通りある。

    ○ その一、 「 短期で大きな結果 を求める」 運用

       これに必要なことは、さて何でしょう?   
                          それは・・・、 「集中」 であり 「読み、見通し」

    ○ その二、 「 長期でそこそこの 結果を求める」 運用

       これに必要なことは、さて何でしょう?   
                          それは・・・、 「分散」「ライフプラン」

リスク性金融商品についてのご相談に対応するとき、私はこのことを的確に言い表せなくて苦労していました。
ですから勉強会で、このマトを得た解答に出会ったときには、
とーっても嬉しくて、なんだかわくわくしてしまいました。
そしてまた、二つの「運用」では、主役も異なります。(これは私流の解釈ですが)
   前者の主役は マーケット であり、
   後者の主役は 私(あなた)の人生 なんですよねー。

これからは、お客様にも、すーっきりと理解していただけると思います。
このブログを読んでくださってる方々、もう少し詳しく解説してよ、という方は、
どうぞ私の事務所までおいでください。
   今日のこのブログに書いたことに関しては、
   「相談料」 なんてケチなことは言いませんから!